処方箋
昔から感情をすぐに言葉や態度に表すのが苦手で、時差でどんどん深まる感情を全部垂れ流しにするのはなんとなく羞恥心があり、140文字に収めては書き殴ることかれこれ10年ぐらい。
ガラパゴス時代からずいぶんお世話になった青い鳥では1人の壁打ちアカウントでしか居場所を見出せない。
「今日がTwitter記念日です!」ともう10年も続いているものはこれぐらいしかない事に、通知を眺めてはこれまでとこれからを不安に思う。
二次創作の当時盛り上がりを見せていたジャンルと共に生きたオタクだった頃、とにかく何かを具現化させたくて作り上げた作品は、今見ても下手でも楽しそうで、なによりもう取り戻せないような熱意を感じた。
アウトプットすることに対しての飢えはいつしか周囲のラブ人類達に押し付ける形でその字の如くマシンガントークをブチかますことになってしまい、浅はかな己にこんな筈ではといつも後悔する。
何かに没頭することが年々少なくなっても言いたいことも言えないこんな世の中とも言いますし、ただ消化するだけの日々にならないために、感情のキャパオーバーで無かったことにしないために、そんな自分への特効薬としてブログを始めることにしてみた。
経験は気付けば身に付いていたりするが、感情は過去のものとなってしまう。時効があるかの如く。
自分にとって感情は原動力である。
怒り、苦しみ、悲しみ、負の感情の方が強い力と変わる。
めんどくさがりな人間の貴重な感情の起伏と原動力を燃費良く使っていきたい。
全ては目指す楽園のために、生き地獄から少しでも早く卒業するために。